マリーゴールドの育て方
2017/10/20

🌿キク科 コウオウソウ属(マンジュギク属)
🌿英名 marigold
🌿原産地 アメリカ大陸の熱帯と温帯にかけて、約50種が分布する。他にアフリカに1種ある。
🌱園芸種として栽培されるものには、フレンチやアフリカンと冠するものがあるが、すべてメキシコ産で、フランスやアフリカとは無縁である。
🌿一年草 一部、多年草や亜灌木もある
🌿茎の高さ 30~120㎝
🌿花色 2~5㎝位の鮮やかな黄橙色、黒赤色
🌿葉 濃い黄緑色、羽状複葉が対生する 全草に特有の臭気があるものが多い。
🌿花期 4~10月 10月以降、茎、葉が枯れる株があり、11月になると、種の寿命の限界から全ての株は枯れる。
🌿耐寒性 やや弱い
🌿茎葉の間引き
茎葉が繁りすぎて混みあうと、風通しが悪くなり、蒸れることがある。そうなると、生育が弱り、下から枝が伸びてこなくなり、開花が途切れてくる。枝葉が混みあっている箇所は適宜に間引きをし、風通しを良くする。
🌿花がら摘み
枯れた花はこまめに花茎ごと切り落とす。ほっておくと種が出来て株の栄養がとられるので注意をする。
🌿夏の切り戻し
暑さで生育が衰え、花が咲かなくなることがある。茎葉が繁雑な繁っている場合は、8月下旬くらいに、草丈を半分くらいにスッキリと切り戻す。10月頃再びきれいに花を咲かせる。
特にフレンチ種は、耐暑性が弱く、夏はあまり花を咲かせないので、切り戻すとよい。
🌿日当たり
日当たりがわるいと、株が軟弱に育ち、花つきが悪くなるので、よく日光にあてる。夏の暑さで、一旦、花が止まることがある。風通しをよくし、熱がこもらないようにする。
🌿水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと与える。気温が高くて乾燥する時期は、ハダニがつきやすいので、葉にもたっぷりと水をかけて予防する。極端な乾燥と加湿に気を付ける。
🌿肥料
一週間に一回、液体肥料を与える。真夏の暑さで生育が衰えている時はやらない。涼しくなってから再び肥料を与える。
🌿用土
水はけがよければ、土質は選ばない。
赤玉土7、腐葉土3の割合で混ぜた土や草花の培養土を用いる。
🌿病害虫
🌱立ち枯れ病
苗の時期に発生しやすい。清潔な土を用いる。
🌱ハダニ
高温、乾燥期にハダニが発生しやすい。見つけ次第駆除をする
🌱コンパニオンプランツ(★①)として、作物の間などに植えられることもある。
🌱根に線虫の防除効果がある。防除効果は、植物自身の合成するαーterlhienylをはじめとした化合物に依るものとの説が有力だが、共生する線虫捕食菌の働きの為だという説も浮上している。
(★①)コンパニオンプランツとは
共栄作物、または共存作物とも呼ぶ。農学、園芸学上の概念であると共に近傍に栽培することで、互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる植物のことをさす。また、そのようなコンパニオンプランツを2種類以上、互いの近傍に栽培することを混植または混作と呼ぶ。
🌻文化
聖母マリアの祭日に咲いていたため『マリア様の黄金の花』ともよばれている。
メキシコでは、死者の日の祝祭を彩る花として、大量に栽培される。
(一部の記事にwikipediaを参考)