プルメリアの育て方🌿
2017/07/24

プルメリアの花
ハワイの空港に着くと、爽やかな風と何処からともなく芳香が漂ってくる。
あまく、心地好い香り、プルメリアの花の香りは、人の心を惹き付け、幸せな気持ちにしてくれる。
キョウチクトウ科 インドソケイ属
中南米、カリビア海諸国原産 300種類程ある
花木 小低木 熱帯地域では常緑樹
熱帯花木 一年を通して開花する。芳香のある美しい花をつける。ハワイをはじめ、熱帯地域で広く植栽されている。ハワイでは、公園や街路樹に多くみられる。また、レイなどに利用される。
花の色はホワイト、ピンク、イエローが主にグラデーションで品種も多い。
樹液には毒性がある。目や皮膚につかないように注意をする。
育て方🌿
熱帯花木なので、日本での栽培は可能か、日本の厳しい冬の寒さに耐えられるのか⁉
そのことを、一緒に考えてみましょう。
まず、
日当たり 日光によく当てる。朝から昼間は、太陽がさんさんと当たる場所で管理する。
気温が、15℃を超えると屋外の直射日光の当たる、風通しのよい場所で管理する。
梅雨時は、湿気、多湿が苦手で、乾燥を好むので、雨の当たらない場所に移動する。
耐寒性 弱いので、地植えには、向かない。条件に合わせて移動可能な鉢植えをお薦め。
気温が15℃を下回る季節になると、室内へ。5℃以上で管理する。暖房などが直接当たらないように注意をする。
暖房を切ったあとは、新聞紙などでおおいをしたり、窓の側から離したりして、冷気から守るとよい。
挿し木 春から初夏にふやす。
上から20㎝くらいの所をカットする。一晩、水に浸す。カットするハサミは、細菌予防の為、煮沸消毒したものを使用する。
断面を綺麗にふき取り、日光の当たらない風通しの良い場所で7日間くらい、切り口を乾かす。
完全に乾燥したら、切り口に発根促進剤をつける。
鉢の土に、新しい割りばし等で10㎝ほどの穴を開けて、挿し木をそっと10㎝迄埋める。周りの土を固めて、鉢全体に水を回しかける。
受け皿の水を処分し、風通しの良い、明るい日陰で様子をみながら管理する。土が乾くと水を与える。
植え替え 春頃の花が咲く前に、窮屈なかんじであれば行う。その場合は、一回り大きな鉢に植え替える。
土 草花用培養土、観葉植物用の土、赤玉土7、腐葉土3の割合、の何れかを使用する。水はけの良い土を好む。
鉢底に軽石を敷き詰め、鉢の3分の1程に土を入れ、苗木の根を軽くほぐして植え替える。その後は、たっぷりの水をやり、半日陰で管理する。
水やり 春から秋は、土の表面が乾いてから、水をたっぷりと与える。夏は、朝夕に。しかし、鉢の土がかわいていなければ、水やりを控える。鉢の土が乾かないうちに与えると根腐れするので要注意。
水やり 秋から冬は生長が鈍る。土が乾いてから数日たって水を与える。気温が、15℃以下になると、水を殆ど必要としなくなる。土が乾いてから5日後ぐらいに、与える。
10℃以下の気温になると、土の表面が乾いてから、10日後位に与える。
受け皿の水は、貯めないように管理する。
肥料 春から秋は、生育期なので、液体肥料を定期的に与えると花付きが良いが、やり過ぎないように気を付ける。
規定量と間隔を守る。与え過ぎると枯れる原因になるので、気を付ける。
肥料は、
リン酸 花付きが良くなる
カリウム 根が丈夫になる
窒素 葉の生長を促す
わが家では、どの植物にも、上記の肥料で対応している。勿論プルメリアにもよい。
病害虫 ハダニ、アブラムシ、カイガラムシ
剪定 花が終わる秋にする。枯れている枝や内向きの枝を切り取り樹形を整える。先にも述べたが、樹液に直接触れないよう手袋を使用することをお勧めする。
秋になると、葉が黄色になり、落ち始めてくるので、残っている葉を樹液に注意しながら、取り除き、幹だけの状態にする。そのことで休眠の状態に促してやれる。 室内の日の当たる場所で管理する。
以上で、プルメリアは、越冬も夢ではなく健やかに、日本でも、育ちます。
是非、楽しみながら育ててみてください(^^)